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WordWorksを使って商品開発した事例をご紹介

特産品・名産品開発担当者のためのネーミング・キャッチコピー開発ストーリー

特産品や地方名産品をオンラインショッピングで全国展開し、成功している地方自治帯や企業はたくさんあります。

リサーチとパッケージデザインのスキルを兼ね備えた株式会社プラグがてがけた気仙沼の「うぶわかめ」と弊社企画の「SUGAR MAN」と茨城県の「生しらす」の事例から、「自社商品」を「売れる商品」に育てるプロセスをまとめてみました。

うぶわかめ -塩漬わかめ- スペーサー SUGAR MAN -コヒーシュガー- スペーサー 海の輝き -生しらす-

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スペーサー

事例①商品開発シンクタンク リサーチ&デザイン 「PLUG」制作 「うぶわかめ」―塩漬わかめー 気仙沼・蔵内之芽組

◆仮設テントでのオリエンテーション

東北の大震災の後、1年ほどたったある日、気仙沼のボランティア協会から、漁師さんの商品開発を支援してほしいという依頼が株式会社プラグにきました。向かった先は津波ですべてが流され、見渡す限りの空き地。打ち合わせは仮設テントの中でした。

オリエンテーションの様子

「俺らの船もほとんど流されてしまったんだけど、なんとか一艘だけ残ったんだ。今月から漁を再開しようと思ってんだけどよ。これまで地元の者だけで食べてきた、希少な若いわかめを地元以外に売ってよ、復興の足掛かりにしたいんだ。」と依頼主の「蔵内之芽組」の○○さん。「俺ら難しいことはわかんねえけどよ。とにかく、いいわかめ持ってくるからよ。」と漁師さんはこのわかめがどんなに希少でおいしいか、熱く話してくれました。

オリエンテーションというと難しく聞こえますが、商品の特徴や競争優位性を教えてもらうことから、「売れる商品」作りは始まります。

気仙沼の漁師さん

◆漁師さんの熱い思いをひとつのネーミングで伝えることができるか

どんなに優れた商品でも、その良さが消費者に伝わらなければ、「売れる商品」にはなりません。「手に取ってもらえれば」「食べてもらえれば」ということも、これだけモノがあふれた時代にはなかなか通用しません。

商品名、またはネーミング、そして消費者が目にする商品パッケージで、商品の特徴が伝わって、ターゲットユーザーが手に取りたくなるか。ここが大きな勝負です。豊富な宣伝広告費のある大企業にとっても商品名と商品パッケージは売上を左右する重要な要素ですから、オンラインショップや口コミで広げていく商品はなおさらです。

漁師さんの熱い思いを一言で伝えるには・・・ネーミング開発が始まります。

◆500案を超えるネーミング

プラグ東京事務所では500案以上にものぼるネーミングを検討、絞り込み、パッケージデザインとあわせて提案しました。ネーミング開発のポイントは、ネーミングで伝えたいことをひとつに絞ったら、とにかくそれを表現する案をたくさん出すことです。ひらがな、カタカナ、英語、造語、人に笑われそうな案もどんどん出すべきです。

漁師さんの熱い言葉からデザインをイメージしながらのコンセプト、ネーミング作りが東京の事務所で始まりました。

コンセプト、ネーミング作りの様子

漁師さんによれば、このわかめは、普通のわかめと同じように育てているのに、偶然、小さいまま成長がとまった若いわかめだということ。普通のわかめと異なり丸ごと食べられる一番おいしいわかめだけれど、漁をしてみなければどれだけ採れるかわからないため、漁協におろせず、これまでは自分で食べたり、ご近所に配るにとどまっていたそうです。私たちは、そこから、このわかめのならではの「希少性」と「味と食感」をキャッチコピーで「年間3000本しかとれないこと」「葉がぷりぷり、茎がこりこり」と表現し、ネーミングでは「若いわかめであること」を伝えることにしました。

うぶわかめ 写真

◆手に取ってくれる人は主婦

うぶわかめ漁師さんのわかめのネーミング開発では、もちろん弊社スタッフも各自考えたネーミングを持ちよりましたが、この時のプロジェクトのメンバーはたまたま男性ばかりでした。実際わかめを購入するのは、30~60代の主婦がメインです。
ネーミングは商品のターゲットと同性同世代に考えてもらうと、消費者に響きやすい活き活きとした案が生まれるため、WordWorksで商品ターゲットと同世代の30~60代の女性ライターにネーミング案を考えてもらうことにしました。

今回のネーミングは最終的にWordWorksのライターが考えたネーミングが採用されました。現地ではもともと「わかいわかめ」と呼ばれており、通常のわかめよりも、とてもやわらかく、小さいわかめであることを的確に表現した「うぶわかめ」というネーミングです。

◆これからネーミングを検討する方へ

ネーミングを考えるときには、ご担当者1人だけで考えるのではなく、プロジェクトメンバーやコピーライター、今回使用したWordWorksなどのネーミング募集サイトを活用し、幅広い案を考えることをおすすめします。また、商品のターゲット世代に案を考えてもらうことも非常に重要だと考えます。地方の名産品や特産品の商品開発の場合、ご担当者が代表取締役の方お1人、あるいは、急に命を受けた方お1人で商品開発を進めなければならないということも多いようですが、多くの人にネーミングを考えてもらうことは多数の案が集まるというメリットにとどまらず、他者の案を見ることで、ご自身の案をさらに発展させることができるというメリットもあります。 ネーミングは商品の顔になるもの。とにかく多くの案を出した上で、ベストなものに絞りこむ作業がネーミング開発には欠かせませんので、コピーライターやWordWorksを活用して、より効率的で魅力的なネーミングを開発してほしいと考えています。

スペーサー
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